今月4日の一部朝刊(朝日・読売の滋賀版)で、シネマホールの「廃止」あるいは「閉鎖」が決定したと報じられましたが、これは正確な報道ではありません。この報道は、滋賀県が「(県立)滋賀会館は、2010(平成22)年3月末をもって文化施設としては用途廃止する。なお、大ホールについては、2008(平成20)年9月末をもって、供用を廃止する」と発表したことに基づいた憶測ですが、その後の会館のあり方については何も決定されておりません。
現在のシネマホールの事業主体は、NPOシネファンクと上映企画会社の(有)アール・シー・エス、それに県により会館の指定管理者に選定された(財)滋賀県文化振興事業団の3者です。そして、県が補助金を投入して、シネマホール(事業) を含む文化事業が成り立っていた2002年度以前とは違い、この事業に県から補助金・助成金のたぐいのお金は一切いただいておりません(元々、事業団の自主事業に対する補助金カットから始まった話です)。ですから、当事業の継続・廃止はこの3者にしか決定できないのです。そういう意味では「大ホール」の供用と同列に論じられるものでもありません。
私たちは、少なくともこれから2年半は、今までどおりにシネマホールの上映を継続します。ただし、それ以降については、会館の将来についての県の方針 が未確定で、不透明な部分があり、会館の転用(文化施設からの用途転換)が困難な場合には、将来取り壊しの可能性も出てきます。そうなった場合には本当にシネマホールがなくなってしまいます。そういうことにならないように、これからの2年半が今まで以上にとても大事な時期になります。
元々、4年前の「閉館」から始まって復活したシネマホールです。これまで以上に多くのみなさまにシネマホールを支えていただけるよう、私たちも工夫を重ね、今まで以上に努力します。みなさまにはご心配をおかけいたしますが、なお一層のご支持・ご愛顧とご意見やご提案などをよろしくお願いいたします。
2007(平成19)年10月10日
シネファンク(滋賀会館シネマホールファンクラブ)代表
中川 学
